青沼英語塾だけの特色
Twelve secrets of a top quality
English school
「青沼式/UNIT READING」の言語学的概念
フランス人やドイツ人、あるいは中国人が英語を学ぶ際には、日本人よりはるかに早く上達するのはなぜでしょうか?
実際、世界各国の高校生に対して毎年行われる「算数の世界統一テスト」において、日本の高校生は常に世界有数の卓越した成績を修めており、かつ、日本の高校進学率が 97% と世界最高レベルの高率である事を考える時、日本の高校生の平均学力は、事実上「世界最高レベル」にあると言っていいでしょう。それほど優秀なはずの日本人が、なぜ、語学の修得だけを苦手としているのでしょうか?
その原因は(言うまでもなく)日本人そのものの資質の中に存在するのではなく、実は、「日本語の構造」の中に内在しているのです。例えば、ドイツ語と英語は次のように呼応しています。
具体例をあげましょう。
番号に注意して見て下さい。
日本語の場合、主語を訳した後は、英語の語順と全く「正反対」の方向に展開して行くのが分かるでしょう。
つまり、日本語と英語(独語・仏語・中国語)は、その構造上の「ベクトル」が全く逆なのです。正反対のベクトルを頭の中で無理やり結び付けようとすれば、プラスの方向とマイナスの方向が結び付いた瞬間に「ゼロ」となり、「動き」そのものが必然的に停止してしまう事が容易に理解できるでしょう。これが、日本人が英語を学ぶ際に英語を「読む(/ 聞く)と同時に理解する」事を困難にしている最大の原因なのです。
では、日本人がこの「ハードル」を越える方法はないのでしょうか?もし、その方法があれば、それこそ日本人が「国際言語」をマスターして行くための「最高の方法」になるはずです。
実は、「日本人が語学をマスターするのを苦手にしている原因が、日本語の構造そのものの中に存在しているのと同様に、それを克服するための方法もまた、(驚くべき事に)日本語の構造そのものの中に内在している」のです。 というのは、日本語は、他の言語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語)が絶対に持つ事のできない、次のような極めて優れた特性を持っているからです。 すなわち、例えば上記の日本語訳を、次のように分解します。
は、① ~ ⑦ まですべて語順が決まっており、1つとして動かす事はできません。日本語の構造と何と異なることでしょう!
我々日本人が、「国際言語」を学ぶ際に、実はこの日本語の持つ最大の特色を逆に利用してやると、今まで「正反対」だった2つの言語間の「ベクトル」を、ほぼ同じ方向にそろえる事が可能になるのです。
すなわち、まず英語をいくつかの UNIT に分解します。
従って、最後に問題となるのは、次の2点です。
(A) では、英語の各UNIT は、どのような規則にもとづいて、どこでCUTすればよいのか。
(B) 日本語の「UNIT 訳」は、具体的にどのように作成すればよいのか。
「上記(A)(B)」についてのさらに「詳しい解説」については、「高3/1学期」に(「テキスト」といっしょに配布される)「基本長文・UNIT 訳」の「プリント」の「序文」を参照して下さい。